─ 境界 ─ border'21 ─

［日時］
2021年12月4日（土）～12日（日）12:00pm～18:00pm（最終日16:00pm／会期中無休）

国境、人種差別、貧富の差いろいろな問題がコロナを機会に噴出しており、
問題の数々を境界ととらえて、地球サイズで考えたいと思います。

◆黒須信雄 ─ 眞直霊「ま・なお・ひ」 ─ 古語で、汚れのない魂（霊）を意味する。
◆浅川洋 ─ 「縄文」 ─ 時空を超えて繋がっているborder lessなエネルギーを感じたい
◆上田恭子 ─ 「時を編む」 ─ 紙の新聞を読むのが好きです。因にうちは京都新聞、東京新聞もリベラルだと伺ってますが、様々な情報は境界なく、発信する事が今こそ大事だと思います。
◆佐藤省 ─ 「気配」 ─ 見えないものの傍らを生命の泡沫が、風に滲みほぐれてゆく…
◆相田朋子 ─ 「り・すとあ」 ─ 凝り固まった概念の再生に向けて。
◆元木孝美 ─ 「in'n out」 ─ 内側と外側を校正している形
◆五島三子男 ─ 「大地の病理」 ─ 自宅の前に竹林があり、二種の絶滅危惧種の植物が生息しています。クマガイソウとクロヤツシロランです。そこに宅地開発の話が持ち上がりました。何とか救いたいと考え、開発業者と市の都市開発指導課には植物救済の観点から工期の延期を、博物館の植物担当学芸員には移植の手立てを、また町内会の役員さんとも連携してことに当たっています。嘗て三浦半島は、生物の多様なところで知られていました。しかし現在は見る影もありません。絶滅危惧種の保護は開発許可条件にないことを今回初めて知りました。僕は今、地球環境の問題を肌で感じています。
◆ドミニック・エザール ─ 「木の破片 ’２１」 ─ 2019年の秋、サンマロ（フランス）の公園で木の膚を和紙にウツスことをして、その破片。
◆崔誠圭 ─ 「祭祈」 ─ チェサー祖霊への畏敬だけではなく、天地万物の生命への感謝を表す意味が込められている
◆金大偉 ─ 「無意識の門」 ─ 境界を超えて、見えない世界との繋がりが創造の原点である。
◆菱刈俊作 ─ 「ふちどり」 ─ 回送の途中で、
◆川村紗智子 ─ 「中陰のうつわ」 ─ 此岸と彼岸の間に

小林健二展「星の逝く涯」　《第２回江古田のまちの芸術祭　参加》

［日時］
2021年10月23日（土）～11月7日（日）12:00pm～18:00pm
10/26（火）、10/27（水）、11/2（火）休廊

倉本陽子 ガラス展

［日時］
2021年7月7日（水）～15日（木）
12:00pm～17:00pm (会期中無休)

乾島庸二展 「文明のカルデラ/卒寿の丹」

日時：
2021年6月3日(木)～12日(土)
12:00pm～17:00pm (会期中無休)
最終日15:00pm

インターネットのこの時代、
果たして紙の本は滅びるのか? ....
つまりこの文明に予測される、
そのカルデラ現象を幻視しながら、
90歳という私の人生の最晩年を赤い糸で...

栃木美保展「ときのわ」 ― for you ―

［日時］
2021年10月1日（金）～9日（土）
12:00pm～18:00pm（会期中無休）
最終日16:00pm

草むらに潜むまなざしは、悠久の想いを重ね
「ときのわ」を育み、あなたによりそう。

日下 正彦展 「溢したミルク」

日時：2021年3月4日(月)～14日(日) 12:00pm～17:00pm (会期中無休)
最終日15:00pm

コロナ禍による日時変更は予定していませんが、
御来廊の折にはご一報ください！

私はこれまで2匹の犬と生活をともにしてきました。 彼等は綺麗に生まれ、無駄がなく、欲もなく、何にも残さず、からだひとつで綺麗に死んでいきます。
それでも短い一生のなかで私達におおきな幸福をもたらし、 ヒトの有り様を考えさせてくれています。
- It's no use crying over spilled milk -
(こぼれたミルクを嘆いても仕方がない)
くよくよするなと一見前向きに聞こえるこの諺ですが、 私はあの十年前の出来事を機に、 世界で繰り返される「溢したミルク」への寛容こそ私達人類の過ちの頃と思うようになりました。
それらのひとつひとつをさかのぼって拾い上げ、本当にそれで良かったかを諦めず検証しながら生きなければいけない時が既に来ていると思うのです。
人間のおこないなどどこ吹く風、ポチはそんな私の足元にいて、「溢したミルク」を一生懸命黙ってすすっています。

※本展は主にポチ(愛犬)をテーマとした作品展開となります

【協力】 第10回 一江古田映画祭～3,11 福島を忘れない一